2012年12月25日 (火)

PET-MRIから見えてくるもの

PET-MRIから、今まで見えてこなかった脳の活動が手に取るように観察することができるようになってきた。 

なんと素晴らしいことでしょう。ジョザンヒ博士は、MRIの精度を7テスラから倍の14テスラに挑戦しています。 

画像は、ジョザンヒ博士のデータから提供されたものである。

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画像は、脳が覚醒しているときと、睡眠時の脳幹、小脳の活動状態が観察できる。

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海馬の細胞が覚醒と睡眠状態で活動レベルが顕著に変化している。

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海馬の細胞が覚醒とレム睡眠で異なる活動を示す。 

レム睡眠は、夢を見ている状態で、脳波は覚醒レベルに近い。

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ジョザンヒ博士に昼食をご馳走になったときの写真 

韓国料理の昼食は初めてであったが、品数も多いのには驚きました。

 食事も大変美味しかった。

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ガチョン医科大学の近くの迎賓館の入り口での記念写真

2012年12月18日 (火)

あなたの脳は大丈夫? ネトゲ脳チェック

先週の金曜日に『ネトゲ脳 緊急事態』が出版されました。

そして、本日発売の『週刊女性』でネトゲ脳についての特集記事が掲載されています。

是非ご覧になってください。

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またこの記事の中に『簡単にできるネトゲ脳チェック』があります。 

皆さんは大丈夫ですか?

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2012年12月11日 (火)

佐賀城を訪れて

佐賀県は、医学部の助手時代に学会で立ち寄って以来で、久しぶりの訪問でした。

佐賀県というと鍋島藩で焼き物をイメージします。

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今回は、放送大学佐賀の学習センターの講演で訪れました。

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講演後に佐賀城を訪れたのですが、ここで大きな発見がありました。

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この門の穴は、1874年(明治7年)に佐賀の乱で反乱軍によって鉄砲でつけられた弾痕です。

佐賀県は、唐の時代から交流があり、江戸時代から近代化に向け反射炉や機関車の模型を製作し、地方都市として優れたものがあったのには、驚きでした。

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江戸時代には、地理的に長崎に近く、また中国や朝鮮にも近いために色々な交流があったようです。

生理学用語に生体の現象として、「反射」という言葉があり、この名称がいつつけられたかは定かではないが、反射炉と関連がありそうです。

これまでは、反射炉というと、伊豆韮山が最初と思っていたのですが、佐賀藩で最初に造られたということを知りました。

反射炉は、佐賀藩で18501851年に造られ、その後、18531858年に伊豆韮山に造られたようです。


これは、熱を発生させる燃焼室と精錬を行う炉床が別室になって、燃焼室で発生した熱(熱線と燃焼ガス)を壁や天井で反射させ、側方の炉床に熱を集中させ、炉床で金属(鉄)の精錬を行うようになっていたようです。

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いずれにしてもオランダの書物などの影響を受けていることから、この時代に生体の反射機能に「反射」という言葉が使われるようになったものと思われます。

すでに明治初頭の生理学書には、「反射」という言葉が使われています。

2012年11月30日 (金)

脳科学者の仲間たち

先月行ったシンポジウムに参加していただいた、中国科学院の雷教授、韓国ソウル大学医学部のキム教授、ドイツボン大学モンターグ教授、政府機関のネット中毒センターのコー博士、ソウル市経営のアイウィルセンターのチョ―博士ら研究者仲間と、今後更なる共同研究を進めていきたいと誓い合いました。

 

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当日のパネルディスカッションの様子

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シンポジウム後の会食

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スカイツリーを背にして

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FPSが脳に及ぼす影響に関して、モンターグ教授との共同研究がスタートしました。
また、彼とは遺伝子の共同研究を来年からスタートする予定です。

 

数年後には、アメリカ、イギリスなど10か国以上の脳科学者および更生施設の報告も含めた国際シンポジウムを23日かけて開催予定です。
この会議では、ゲームのマイナスとプラスの面についても討論したいと考えています。

2012年8月24日 (金)

韓国政府機関のネット中毒更生施設

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韓国ではコー博士に会うこともできた。


コー博士は、
Korea Internet Addiction Center Head, Digital Center Division / Media Addiction Prevention Dept Directorで、韓国ではインターネット中毒の政府機関のトップとして更正施設などの取り組みを行っている。
 

この機関は、政府が2002年にスタートさせた。

この年は私が執筆した『ゲーム脳の恐怖』の出版した年で、韓国の方が日本より真剣に対策を国家レベルで行っていたことに驚いたというのが実感である。

この施設は、ゲーム中毒、ネット中毒のチェック項目を用い、全国の幼稚園、小学校や中学校などで、少しでもおかしいなと先生や父兄が思ったらこの施設に送り、子どものゲーム中毒を予防したりします。

丁度、ここを訪問したときは、ゲーム中毒の予備軍と思われる子どもたちを教育している最中でした。



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子ども
10人に対して先生が1人で大きな声でお話をしていた所でした。

基本的には週
11
時間を無料で更生教育を行い、話をしたり絵を描いたりもします。


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またこの施設では、このような天使と悪魔の人形を用い、善と悪についても教えています。


他にも、
I WILL CENTERという施設と連携し、こちらにも送り込んでキャンプなど課外活動で更生を試みています。

コー博士は、これまで
11
冊の本を出版されています。

最近の著書では、引きこもりの多くに、ゲームが関与しているといっていた。

コー博士は、共同研究をしたいと申し込んできたのでこちらも出来ることなら行いたいと話をした。

カウンセリングの部屋は、個室が
5部屋、親子用、グループ用、また特殊な部屋として子どもを観察するために天井に特殊なカメラが2
設置されていた。


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各部屋には、必ずティシュペーパーは置いてあり、かつ時計、飴も含まれていた。

ティシュペーパーは、子どもが必ず泣くので必要だと話していた。

親子連れできた場合に待合室は他人に見られないように工夫されていた。

彼は、ネットゲーム中毒の予防は、家庭教育にあるといっていたことは、私も同感である。

私は、両親の家庭における幼児教育の大切さをもっと強調すべきであると主張した。

 

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